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『薔薇族』の歴史

 今回は、ニコニコニュースにのっていたゲイ雑誌『薔薇族』の初代編集長伊藤文学氏が語る『薔薇族』の歴史をまとめます。ちなみに、伊藤文学氏はノンケだそうです。

1、かたい内容の文学の出版からエロ本(異性愛)へ

 ・伊藤氏の父が第二書房というかたい内容ばかりを出版している出版社を経営しており、伊藤氏がその会社を継いだが、小さな出版社が生き残っていくにはエロ本しかないと考えて、エロ本を出版した。

 ・この頃は、無名に近い作家たちの(エロ)小説をまとめた「ナイトブックス」というシリーズ物の単行本を扱っており、これは異性愛の官能小説であった。

 →このシリーズのなかで人気作家であった清水正二郎はのちの(直木賞作家)胡桃沢耕史である。

2、同性愛の本を扱うまで

 (1)、『ひとりぼっちの性生活』出版

  ・秋山さんという全身緑色の服を着た変わった人が、マスターベーションのやり方を書いた原稿を持って訪ねてきた。この原稿から『ひとりぼっちの性生活』という本が出版された。

  →この本の読者からの手紙のなかに「男のことを考えながらマスターベーションをしています」という男性の感想が結構あったので同性愛者に向けた本を作ろうと思う。

 (2)、『ホモテクニック』を出版

  ・当時世間の人は同性愛なんて異常だ変態だと思われていたのでまず『レズテクニック』という本を作った。その後に、『ホモテクニック』を出版した。

 (3)、『薔薇族』創刊

  ・何冊か同性愛の本を出すうちに、友達を見つけられないというゲイの人たちの悩みや苦しみがわかるようになったので、文通欄を設けた雑誌を作りたいと考え、間宮浩、藤田竜という2人の作家を中心となって1971年、『薔薇族』が創刊された。

3、『薔薇族』について

 (1)、ネーミングについて

  ・薔薇とは、ギリシャ神話で「薔薇の下で男同士が契りを結ぶ」というものからきている。

  ・当初は『薔薇』としたかったがその名前で園芸雑誌ですでに登録している人がいたので、『薔薇族』となった。

 (2)、出版の苦労

  ・取次(書籍の卸問屋)に持っていったら「こんなもの誰が買うんだ」と言わたけれど、そこを交渉して扱ってもらえるようにした。

 (3)、読者の苦労

  ・読者は、自分の暮らす街では買いにくい。だから皆、他の街に行って買う。新幹線に乗って、東京まで買いに来た人もいた。編集部の側でも定価を500円とか1000円にして、買う人がお釣りをもらう時間を省略できるよう工夫していた。

 (4)、最盛期

  ・日本テレビで『同窓会』という(同性愛をあつかった)ドラマがあった頃(1993年ごろ)だが最盛期で、数万部の売り上げがあった。また、「薔薇通信」という文通欄への読者からの投稿は1000通くらいあった。

 (5)、おわり

  ・インターネットの普及によって、3000部くらいまで売り上げが落ち込み、印刷屋さんから、「今月号を出したら(未払い金が)なおも増えるから、終わりにしてくれ」と引導を渡されてしまい、廃刊となった。
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