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右翼団体小史(1) 正氣塾

 今回は右翼活動を行っている側のインタビューをまとめた『右翼の言い分』(アスコム、宮崎学、2007)と正氣塾のホームページより正氣塾についてまとめます。

1、概要

 (1)、設立

  ・昭和56年(1981)に日本の将来に不安と絶望を感じていた若島征四郎が、「正氣の詩」に感動して、正氣の気風を青少年に伝えようと思い立ち正氣塾を創立した。国家権力、財界、マスコミ、聖職者への糾弾を中心に積極的な街宣運動を行っている。

 (2)、事件史

  ①、長崎地裁大村支部判事拉致事件(1987)

   ・北方領土返還等の看板を「無価値」とした長崎地裁大村支部の裁判官を拉致した事件。

  ②、本島等長崎市長銃撃事件(1990)
  
   ・「天皇に戦争責任がある」と議会で発言した本島等長崎市長に対して田尻和美東京本部長代行が長崎市市役所前で、公用車に乗り込もうとした市長を銃撃して重傷を負わせた事件。

  ③、南京大虐殺の描写問題(2004)

   ・本宮ひろ志作『国が燃える』の南京大虐殺や百人斬り競争に関する記述は虚偽であり日本の誇りを傷つけるものであるとして、掲載誌出版元の集英社に街宣車で乗り付けて抗議した。

  ④、一場事件(2004)

   ・一場投手への金銭授受を問題視して街宣を行い、渡邉恒雄巨人軍オーナーの辞任に発展した。

  ⑤、加藤紘一氏への抗議文の提出(2004)

   ・加藤氏が中国に行った際に、人民解放軍の前で「小泉首相の靖国参拝は正しくない」といったことに対して抗議文を提出した。これから数年後、加藤紘一邸の放火事件が起きている。

  ⑥、ライブドアへの街宣

   ・ライブドア事件が発覚する数年前から六本木ヒルズの前で「ホリエモンは錬金術を使って株価を操作している」と街宣を行った。

  ⑦、爆笑問題の事務所への抗議(2006)

   ・爆笑問題の太田光がTBSラジオのレギュラー番組で「亜細亜への謝罪のため靖国神社は破壊すべき」と反日発言をしたとされる問題について、正氣塾は抗議文を提出した。太田の所属する事務所では、ラジオにおける過去の発言を確認したうえで、「ご指摘された発言内容はありませんでした」と回答して収束した。2ちゃんねる上で虚偽の太田発言が出回ったことによる誤解とされる。

  ⑧、悪徳弁護士への街宣

   ・弁護士会から処分をうけた悪徳弁護士を司法関係者だけが読む機関誌だけでなく全国版の五大紙に処分を発表するように弁護士会の会長へ求めたが、会長が「そこまでやる必要はない」と回答したので「だったら私達が世の中に広く教えたあげましょう」ということで街宣を行った。

  ⑨、北朝鮮への抗議

2、中尾征秀郎塾長代行のインタビュー

 (1)、言論とテロについて

  ・私たちは、自らの体を賭して問題提起をする人間です。肉体言語(直接行動を担保し、留保しながら発言し、行動すること。実力行使のことを肉体言語といったりもする。言葉による手段、言論をもてないものたちの最後の抵抗手段である。)を肯定する立場を取っています。肉体言語に至るまでには、話し合いをもちかけたり、あらゆることをします。ところが相手のほうが、きちんと対応をせずに、私たちの言葉を封殺するから、問題が大きくなっていくんです。私たちの質問や投げかけに対してきちんと対応をしたら、そこから言論の会話の回路ができるはずです。しかし、なかには、「なぜ、右翼ごときに答えなければならないのか」と会話の回路を断ち切る人がいます。暴力という行為自体はいけないものですが、物事にはなんでも背景があります。行為そのものを論じる前に、背景にあるものを論じる必要があるのではないでしょうか。

 (2)、一般の社会と裏社会の関係

  ・昔は、一般のホワイト社会と裏社会の住人が住むブラックの社会がはっきり二つに分かれていました。ところが、いま警察権力の介入により、ホワイト社会とブラック社会の境界があいまいになってしまいました。ブラック社会がホワイト社会に侵食したのではなく、ホワイト社会がブラック社会を侵食し、グレーゾーンができてしまった。だから、おかしな世の中になってきているんだと私は思います。このグレーゾーンの中に住んで暗躍するのが、ホワイトゾーンからブラックゾーンに来たホリエモンたちで、ブラックからホワイトにいったのが経済ヤクザと呼ばれる人たちです。加えて、中国マフィアや少年達が暗躍するようになってきました。

 (3)、ヤクザとの関係

  ①、宮崎学氏

   ・商法改正(単位株制度の導入や利益供与罪の施行)以降、企業が右翼に金を渡さなくなり、逆に右翼民族派がヤクザとの関係が深くなってきた面があります。昔はヤクザが右翼を尊敬し、立てていた関係がありましたが、商法改正を機に右翼とヤクザの関係が変わりました。右翼が企業を攻めれば、ヤクザが出てきて、いくらかの金を渡して、右翼を抑えにかかるようになった。しかし、これでは、右翼が思想の独自性を発揮できる場面が限定されるように思えます。

  ②、中尾征秀郎氏

   ・そうですね、おっしゃるとおりだと思います。商法改正以降、ヤクザの組織の人が右翼団体をつくるようになったことも、大きな要因だと思います。組織の方との関係が深まることについてはいろんな考え方があると思いますが、右翼が思想的な運動をしていくうえで、いわれなき誤解も含めて、いろんな問題が出てくることは確かだと思います。

 (4)、警察との関係

  ①、宮崎学氏

   ・かつて、右翼と警察との関係には、馴れ合いがあった。左翼なら取り締まられることでも、右翼であれば見逃すというようなことがあった。ところが左翼勢力が壊滅状態にある今は、右翼に対する取締が厳しくなっている。警察としては、正氣塾は必ず潰すという方向なんでしょうか。

  ②、中尾征秀郎氏

   ・そうです。でも潰されませんよ。正氣塾がなくなっても、たとえ私一人でも生きていたら、それが正氣塾だからです。蛇の頭を潰したら死んじゃうけど、自分らは頭を潰されようがなにしようが、一人ひとりが正氣塾ですから。

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