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右翼団体小史(3) 忠孝塾愛國連盟

 今回は右翼活動を行っている側のインタビューをまとめた『右翼の言い分』(アスコム、宮崎学、2007)より忠孝塾愛國連盟についてまとめます。

1、概要

 (1)、設立

  ・藤元正義氏は、日本同盟の佐郷屋嘉昭氏の門下生となり、佐郷屋の死亡後には同胞会(後に大日本同胞社に改称)に参加した。昭和57年(1982)に同会の会長を禅譲され、同年忠孝塾愛國連盟と立ち上げた。全教の集会への抗議運動、反皇室活動をする過激派セクトへの攻撃などで逮捕者も出している。反国家的な行動や発言に対し、すみやかな行動をとるべく合宿・勉強会で思想強化を図っている。

 (2)、事件史

  ①、加藤紘一邸放火事件(2006)

   ・加藤紘一邸放火事件の堀米正広氏は、忠孝塾愛國連盟傘下の大日本同胞社に所属していた。

  ②、北朝鮮拉致問題

   ・北朝鮮とのパイプを通じて「平壌に来れば、拉致被害者を何人か連れてかえっていい」と北朝鮮からアプローチをうけた。

  ③、尖閣諸島に上陸

2、藤元正義会長のインタビュー

 (1)、言論とテロ

  ・言論を暴力で封殺してはいけないのは当たり前です。しかし、マスコミは暴論や放言すら、言論と言ってしまっているように思えます。そうなると、放言だって言いたい放題、なんの責任もないのかということになってしまいます。仮に法律でそれをさばくことができなかったら、誰が裁くのか。誰かが犠牲になって裁いていくしかない。それが我々の役目だと思います。たとえ悪名を甘受してもです。

 (2)、加藤紘一邸放火事件について

  ①、加藤紘一氏の問題点

   ⅰ)、国交正常化20周年として天皇・皇后両陛下の初めての中国訪問を推進した

    ・宮澤内閣のときに両陛下が中共を訪問されましたが、訪中の強力な推進者が当時の官房長官だった加藤紘一氏でした。この訪中に抗議すべく、うちの者が宮澤邸の入り口で考え直して欲しいと幟(のぼり)をもって訴えたことがあります。なぜなら、陛下が訪問されるべき順番は、沖縄が最初、次に朝鮮半島、そして中共という順番のはずだからです。そのころから私たちは加藤氏に疑問をもっていました。

   ⅱ)、小泉首相の靖国参拝批判

    ・それから小泉さんの総裁選挙のときには、加藤氏は田中真紀子さんと一緒に街宣車の上からたいへんな応援をしています。小泉氏は同じ車の上から、いかなることがあっても8月15日に靖国神社を参拝するんだということを明言されていたわけです。そういうことを満天下に公言されている小泉さんを応援していて、しかも総裁選のときに小泉さんに1票を投じておいて、総裁になった後で中国の発言を控えさせる為に靖国には前倒しの13日に行ってくれと言っている。自分が応援した小泉さんに、加藤紘一氏は人気1年目から公約をねじ伏せたわけです。責任ある動きをずっとしていかなければならない立場なのに、やっていたのは小泉さんの靖国参拝の批判だけ。挙句の果てには、「靖国問題は日米問題にまで発展する」とまで発言して、反靖国参拝論に火をつけました。無責任にも、ほどがあります。

  ②、加藤紘一氏の母への謝罪

   ・放火という行動そのものは常識で考えれば許されることではありませんから、大いに批判されるべきだと思います。しかし、堀米が死ぬ覚悟までして何を訴えたかったのか、こうした疑問はみなさんにもってもらいたいと私は思います。そして、機会を見つけて山形に行き、加藤さんのお母さんにお詫びしたいと私は思っています。

 (3)、街宣活動について

  ①、街宣をやらない理由

   ⅰ)、宮崎学氏

    ・街宣活動はあまりやらないんですか。

   ⅱ)、藤元正義氏
   
    ・はい。限定していますね。それも一台でやります。徒党を組むことはダメだという考えです。集団で街宣すると、一般の人に聞いてもらえないからです。

  ②、商法改正と街宣活動

   ⅰ)、宮崎学氏

    ・一般には、商法改正(単位株制度の導入や利益供与罪の施行)後、右翼民族派の街宣は、企業から金をもらえなくなり運動が変質したといわれています。実際に変わってきた面があると思われますか。

   ⅱ)、藤元正義氏

    ・変わってきましたね。企業から献金をもらわんがために、目に見えるような派手な運動をする団体が増えました。これといった目的もないのに、定例街宣と称するような活動をするところもあります。こうした活動が、右翼をおかしくしていった面があります。そもそも、我々は選挙に出るわけではありませんから、それほど頻繁に街頭で演説する必要はありません。また、人様に褒めてもらいたくて私たちは運動しているわけではありませんから、街宣車から語りかけることで、人様に自分たちの生き様を理解してくださいと言う必要もないと私は思います。ましてや、街宣車の上から、天誅を下すんだとか、一人一殺とか、一発の銃声は百万の動員に勝るというようなことを言っても、一般の人に理解されるわけではありません。

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